2009年1月7日水曜日

新ジャガーナイトボーイ内装3段変速ローラーブレーキ仕様

まず何が変わったかというと

①それまで上れなかった坂が上れるようになった。
②時速20kmでも息が切れにくくなった。
③下り坂道で時速30kmを超えることが出来た。
④巡航速度が時速12kmから14kmになった。
⑤ブレーキのキーキー音が無くなった。

数値データで表すと

クランク1回転で進む距離は
(フロントの歯数÷リアの歯数)×内装ギア比×タイヤ外周

(旧ナイトボーイ)
距離=(42÷16)×122cm≒320cm

(新ナイトボーイ)
1速の距離=(42÷14)×0.733×122≒268cm
2速の距離=(42÷14)×1 ×122≒366cm
3側の距離=(42÷14)×1.36 ×122≒498cm

旧ナイトボーイに比べて
新ナイトボーイの進む距離は

1速で84%
2速で114%
3速で156%

クランクを回す(ペダルを漕ぐ)速さが同じであれば
(ただし漕ぐ力は異なるが)

旧ナイトボーイでの巡航速度 時速12kmに対して
1速 時速10km
2速 時速14km
3速 時速19km

当然ギア比が違ってくれば
ペダルを踏む力も変わってくるため
実際の負荷からすれば、
旧ナイトボーイで時速12kmを出す力で
新ナイトボーイの3速でも12kmしか出ないのは当然だ。
むしろギアの抵抗などを考えると
それ以下になる。

問題だったのは、ペダルを漕ぐ回転数で
足を回転させる速さに限界があって
旧ナイトボーイでは下り坂でも
必死に漕いでも時速22kmくらいしかだせなくって、
それが新ナイトボーイでは30kmを越すことが出来るのだ。
もっとも折りたたみの小径車では
時速25km以上を出さない方が良いと思うが。

実際に走ってみて
以前は平坦な道で時速20km以上は息が続かなくて
時速15kmくらいなら何とか継続できたのだが、
今は時速18~20km位を維持できるようになった。

今まで2時間かかった泉大津市への道のりも
同じ労力で1時間半で行けることになる。

低速の1速の方は速度は関係なく
今まで上るのに苦労していた坂をどれだけ克服できるかにあって、
これはまだあまり試していない。
これからの走り次第なんだけど、
ますます寒くなってくるこの季節、
あまり寒い日の外出はドクターストップがかかっているので、
結果を見るには春を待たなければならないだろうね。

できればスプロケット(歯車)をこの14Tではなく
以前に付いていた16Tにしたかったんだけど
形状が違っていて嵌める自信が無く
セットの分を使っている。
高速の方は充分なので
1速の方が力不足なら
16Tに変えたほうが良いかもしれない。
が、今はそのままにしておこう。

いよいよ組み立てるぞ(3)


ここまでは自転車を倒立させて
作業してきたが、
ここからは調整になるので、
自転車を正立さておく。






これがシフトレバー(シフティングレバー)
付属のワイヤーの先が円筒形をした方を
この中に突っ込んで
中の窪みに引っ掛けると書いてあったが、
「そんな窪みどこにあんねん!」
何度やってもすぐに抜けてしまうので、
もう一台ある奥様のママチャリのを(同じシフトレバー)を
マイナスドライバーでこじ開けて(内緒)
中の構造を見てみたら、結構奥深いところにワイヤーの先端が収まっていた。
おおよその位置を覚えておいて、ワイヤーを潜り込ませると
何度目かにうまく引っかかったので、
そのまま画像左端のカバーを回してワイヤーが抜けないように固定した。
初めての人はここで苦労すると思う。

ハンドルにシフトレバーを取り付ける。
この画像では外側からミラー・ブレーキ
が付いていてその内側にシフトレバーが来ている。
私は指が長いのでこの位置でも良いが(ささやかな自慢)
普通はミラーを外した方がよい。
画像では割りと水平についているが
実際はかなり縦向きに付けている。
その方が指の位置に馴染みやすい。

ベルクランクにワイヤーを引いてくる。
シフトレバーからのワイヤーを
ヘッドチューブ、トップチューブ?
(ナイトボーイのチューブ「フレーム」は1本なので、どう呼べばいいのか?)
のワイヤー用の穴を通しておく。
ここの要点は、シフトレバーの変速位置を「2」に合わせて
ハブ軸に入れるプッシュロッドの赤線をハブ軸の縁に合わせること。
(図を良く見ておくこと)プッシュロッドとは名のごとく、ハブ内部の変速機を押すボタンの棒なのだ。

最後にカバーを嵌めてねじで留める。

完成

おつかれさまでした

いよいよ組み立てるぞ(2)


リアエンドにリムを嵌める。
前の画像に書き込んだように
リアエンドに当たる部分の軸は
扁平になっている。
この扁平な部分がフィットするように
軸を嵌めることによって、
軸がぶれずに固定される。


実はナイトボーイはこのリアエンド幅が
ピッタリだったのだ。
少し幅が狭いのではと危惧していたのだが
取り越し苦労だった。
もしリアエンド幅が広すぎたときは
ナットを両側にかまして
合わせる必要がある。


チェーン側にベルクランクを取り付ける。
通常はワイヤは地面と平行に
横から引っ張ってくるように
ベルクランクを取り付けるが
通常のリアエンドは
「シートステー」「チェーンステー」
の2本から成り立っているが
ナイトボーイではチェーンステーが無い。
そのため、ワイヤーはシートステー側から引っ張ってくるため
上から降りてくるので、ベルクランクも90度向きを変える。

ブレーキのワイヤーは前に付いていた
バンドブレーキのものを流用した。
ただワイヤーの先を束ねていた
プラスチック状のものを切断せねばならず
ワイヤーの先が少しバラけて
作業しづらかった。



ブレーキアームを固定したところ
(ピンボケでごめん (^∀^ヾ )
このブレーキアームの固定も本当は
チェーンステー側(水平)にするようになっているのだけれども
残念ながら垂直にしか取り付けられない。
このためにこの外側に取り付けるスタンドを固定する金具が方向が90度ずれているために用をなしていない。
しかたなく強めにスタンドの外側のナットを締め付けている。
しかし後日一度ナットが緩んでスタンドが外れてしまった。
まあ走行には問題が無いので、今はこのままで使っているが
一度自転車屋さんに寄って部品があるかどうか聞いてみることにする。
(やっぱり「アサヒ」かな)